
塩越窯 白越不朝
あわら市波松で、数十年作陶を続ける白越不朝さん。
焼き物に必要な素材は自分で集め、自ら築いた窯で作品を焼いています。
窯の焚き方、窯詰めの位置で、焼き上がりを計算するのですが、
一定でない天候の中で、火や、自然がもたらす材料を使っている以上
コントロールができないところに、やきものの難しさ、面白味があるそう。
作陶について語る白越さんの表情は、作品と同じくらい生き生きとしています。
工房は海が近く、緑の中に日本海が見え、訪れるたびに様々な表情を見せてくれます。
海は白越さんの作品の中にもよく反映されていますが、
生活の中でも様々な表情を見せる白越さんの器にも
絶えず移ろう、大らかな自然の恵みを感じることができます。